福岡県内で流行している病気(随時更新
2024年11月01日小児科
福岡県内の病気の流行は画像の通りです(10月27日までの集計)。
手足口病、溶連菌感染症が多い状態が続いています。
その他、感染症が全般的にやや増加しているように見えます。
インフルエンザはまだ少ないですがやや増えているかもしれません。
当院を風邪症状で受診する方も少し増えている印象です。
また、全国的なマイコプラズマ感染症の流行も続いています。
マイコプラズマ感染症は肺炎マイコプラズマに感染することで発症します。
お子さん〜青年期の患者さんが多いです。潜伏期間が2〜3週間と長く、発熱、だるさ、頭痛などで発症します。
その後に咳が出てきて、3〜4週間と長期間続きます。当初は痰の絡まない空咳ですが、徐々に痰が絡んでくることが多いです。
鼻水などは多くないですが、小さいお子さんではよく見られます。
簡易キットで検査することができますが、精度はあまり高くありません。
また、検査キットが大変品薄となっており、検査しにくい状況になってきました。
そのため、症状の経過からマイコプラズマが疑わしい場合には抗生物質を使って治療をしてきます。
最近では抗生物質が効きにくいタイプも増えていることから注意が必要です。
朝晩は少し肌寒くなってきました。
服装や寝具などに気をつけて過ごしてください!