福岡県内で流行している病気(随時更新
2024年04月26日小児科
福岡県内の病気の流行は画像の通りです(4月21日までの集計)。
インフルエンザはほぼ収束しました。
新型コロナウイルス感染症も少ないですが、横ばいで推移しています。
大人の方を中心に、時々陽性の方を認めます。
溶連菌感染症は警報レベルが続いており、また増えてしまいました。
当院でもお子さんを中心に陽性の方がやや目立ちます。
RSウイルスの陽性者が増え続けています。
RSウイルスは何度も感染するウイルスです。
生後1歳までに半数、2歳までにほぼ全ての乳幼児が感染すると言われています。
潜伏期間は2〜8日間ほどです。
発熱、鼻水など風邪のような症状が多いですが、咳がひどくなったり、ぜーぜーヒューヒューという喘鳴を伴う細気管支炎や肺炎へと進展する場合があります。
乳幼児においては気管支炎や肺炎の原因の多くを占めるウイルスです。
3歳以下、特に生後6ヶ月以下では注意が必要です。
特に早産児や基礎疾患がある児では重症化するリスクが高くなります。
綿棒を使った検査で迅速診断することが可能です。
特効薬はありませんので、症状に合わせた治療を行います。
今後の推移には注意が必要です。
保育園や幼稚園に入ったばかりのお子さんは感染症に罹りやすいかと思います。
体調が思わしくない時にはお気軽にご受診ください。
最近は発熱で当院を受診される方もだいぶ減っています。
受診をご希望の方をスムーズにご案内できる状態です。
このまま感染症が少ない日々が続いて欲しいですね!