福岡県内で流行している病気(随時更新
2024年11月29日小児科
福岡県内の病気の流行は画像の通りです(11月24日までの集計)。
手足口病、溶連菌感染症が多い状態が続いていますが、徐々に減ってきています。
新型コロナウイルスはあまり多くありません。
昨年はこの時期から増え始めたので、注意が必要です。
インフルエンザは明らかに増えてきました。
これから10倍以上に増えていくものと思われます。
学級閉鎖が行われている学校もあるようです。
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、潜伏期は1〜3日程度です。
突然変異が頻繁に起こるので、毎年のように流行します。
急激に高熱、倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛などが出現し、その後に咳や鼻水などが出てきて、1週間程度で改善するのが典型的な経過です。
抗ウイルス薬を投与することで症状の改善を早めることができますが、投与しなくても治癒します。
また、ワクチンを接種することで発症の予防が可能です。
従来のインフルエンザワクチンは皮下注射で、12歳までのお子さんは2回接種が推奨されています。
今年からは経鼻生ワクチンのフルミストも使用可能になりました。
2歳〜18歳という年齢制限はありますが、投与は1回で完了します。
痛みは全くなく、注射が苦手なお子さんには特にお勧めです。
とても寒くなってきました。
しっかりしっかり防寒するようにしてください!