福岡県内で流行している病気(随時更新
2025年04月25日小児科
福岡県内の病気の流行は画像の通りです(4月20日までの集計)。
一般的な感染症は比較的落ち着いています。
今週は水痘が爆発的に増加しました。
水痘はいわゆる「水ぼうそう」のことで、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる急性の伝染性疾患です。
潜伏期は2週間程度で、お子さんでは発疹で発症することが多いです。発疹は頭皮から始まって、体、腕や足へと広がります。
発疹は短時間で水疱(水ぶくれ)になり、その後にかさぶたになります。
発疹や水ぶくれが頭皮にできるのは水痘に特徴的な症状です。また、発熱が数日間続くことが多いです。
治療の基本は抗ウイルス薬の内服です。
水痘はワクチンで予防することが可能で、1歳の時に2回接種します。
但し、予防接種をしていても感染・発症することがあります。症状が非典型的になる場合があり、虫刺されのように見える場合もあります。
気になる症状がある時には遠慮なく受診してください。
寒暖差が激しい日々が続きますね。
体調管理にご注意ください!