福岡県内で流行している病気(随時更新
2025年05月23日小児科
福岡県内の病気の流行は画像の通りです(5月18日までの集計)。
一般的な感染症は比較的落ち着いています。
たまに新型コロナウイルスやインフルエンザB型などが検出されることもあります。
インフルエンザB型はやや増えているかもしれません。
伝染性紅斑が更に増加し、警報レベルに到達しました。
伝染性紅斑は「りんご病」として知られています。
頬が赤くなるのが特徴で、5〜9歳が最も多いとされています。
ヒトパルボウイルスB19に感染することで発症します。
潜伏期間は10〜20日で、頬に赤い発疹が出て、その後に手足に網目状やレース状の発疹が出てきます。
発疹は1週間程度で消失します。成人では関節痛や頭痛が出現することがあります。
発疹が出る7〜10日ほど前に風邪のような症状が見られることが多く、この時期に感染性が強いのですが、発疹が出る頃には感染性は殆どなくなっています。
注意するべきなのは妊婦さんへの感染で、胎児に異常を起こしたり流産に至ったりすることがあります。
特別な治療法やワクチンのない疾患ですので、手洗いうがいなどで感染を防ぐようにしましょう。
だいぶ暑くなってきました。雨も多く、湿度が高いです。
そろそろ熱中症対策を始めていきましょう!