医療法人水ノ江医院 内科・小児科・血液内科・緩和ケア内科

診療内容

私たちは皆様に「確かな医療を提供します。

皆様
当院は子供から大人、お年寄りまで対応可能です。親子一緒などご家族での受診は当院の得意分野です。
また、小児科と内科とどちらを受診すれば良いか分からない中高生なども当院にお任せ下さい。内科医と小児科医で適切にご対応します。
健康な方から生活習慣病の方やがん患者さんまで、皆様の健康管理に尽力いたします。
確かな医療
医療の基本は予防です。病気の発症を予防する事で健康寿命を伸ばすことができます。当院は病気の治療だけでなく、健康維持・発症予防にも重点を置いています。また、内科・小児科の専門医が臓器に偏らず全身を評価・管理します。漢方薬の処方も積極的に行っています。各種ガイドラインに準拠した適切な診療を心がけています。

内科

生活習慣病

生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」のことです。該当する疾患は数多く、高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、高尿酸血症/痛風、肥満症/メタボリックシンドローム、慢性腎臓病、脂肪肝、アルコール性肝炎、慢性閉塞性肺疾患、歯周病などがあります。生活習慣病の多くはかなり進行するまで自覚症状が現れませんが、放置することで動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血のリスクが上がります。これらは日本人の死因の多くの割合を占めています。健康診断などで指摘された段階で積極的に対処する必要があります。特に代表的なものは以下の4つです。

高血圧アイコン

高血圧

血圧が高い状態が続いていることを高血圧と言います。診察室において上の血圧(収縮期血圧)140mmHg以上または下の血圧(拡張期血圧)90mmHg以上の時に高血圧と診断します。日本には高血圧の患者は約4,300万人いると言われており、国民病と言っても過言ではない状況です。日本人に高血圧が多いのは塩分摂取量が多いためとも言われますが、塩分が原因ではない人も多いです。高血圧を放置すると細動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクだけでなく認知症のリスクも上昇してしまいます。詳しくはこちら

高血圧

糖尿病アイコン

2型糖尿病

糖尿病とは尿に糖が出てしまう病気、というのも間違いではないですが、本態は血糖が高い状態が続くことです。その原因は、人体で唯一の血糖を下げるホルモンであるインスリンの作用が不足することです。食事を摂り過ぎて肥満になるとインスリンの効きが悪くなり、更に進行するとインスリンが枯渇してしまいます。血糖が高い状態が続くと全身の血管に障害が起こります。代表的なものとして目、腎臓、神経の合併症があり、失明する場合や透析導入が必要となる場合があります。詳しくはこちら

2型糖尿病

脂質異常症アイコン

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは以前は高脂血症と言われていたものです。血液中の中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い場合、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い場合に診断します。油っぽい食事を控えれば良くなるかというと、そう簡単な話ではありません。食事内容だけでなく、体質や女性ホルモンなどの影響も強いことが分かっています。これらの異常がある場合、粥状動脈硬化(アテローム性動脈硬化)を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。詳しくはこちら

2型糖尿病

痛風・高尿酸血症アイコン

痛風・高尿酸血症

痛風とは血液中の尿酸濃度が上がり、関節内などで尿酸の結晶が出来てしまうのが原因です。何かの拍子に尿酸の結晶が炎症反応を起こすと関節が赤く腫れ上がってとても痛みます。最も痛みやすいのは足の親指の付け根ですが、その他の部位でも起こります。尿酸は主に体内でプリン体が処理されて作られます。体質の影響も強いですが、プリン体が豊富な肉や魚、お酒の摂取が多いと尿酸値は高くなります。痛風を起こしたことがなくても、尿酸値が高い場合には治療が望ましい場合があります。詳しくはこちら

痛風・高尿酸血症

内科と一言で言っても様々な領域があります。いずれの領域に関しましても当院にて対応します。皮膚科疾患に関しましても内科医で対応可能な範囲で診療します。より専門的な診療が必要な方には連携医療機関をご紹介します。

脳神経・精神

疾患
脳卒中、認知症、パーキンソン病、不眠症、うつ病など
症状
頭痛、もの忘れ、手足の痺れ・動かしにくさ、眠れない、気分が重い

咽喉頭・食道・頸部

疾患
風邪、インフルエンザ、扁桃炎、逆流性食道炎、甲状腺疾患など
症状
喉の痛み、咳、痰、鼻水、胸焼けなど

心臓・肺

疾患
不整脈、弁膜症、心不全、気管支炎、肺炎、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息など
症状
動悸、胸の痛み、むくみ、咳、痰、息苦しいなど

胃腸・肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓

疾患
胃炎、機能性ディスペプシア、腸炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、胆石、膵炎、慢性腎臓病など
症状
吐き気、みぞおち・お腹・背中の痛み、便秘、下痢、黄疸、血尿、尿の泡立ちなど

脊椎・骨

疾患
骨粗鬆症、脊柱管狭窄症など
症状
背中や腰の痛み、身長が縮む、足の痺れなど

膀胱・前立腺

疾患
膀胱炎、尿管結石、過活動膀胱、神経因性膀胱、前立腺肥大症など
症状
排尿時の痛み、残尿感、頻尿、腰痛、尿もれ、尿の出が悪いなど

四肢

疾患
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、坐骨神経痛など
症状
関節の痛み、朝に手がこわばる、腰・太腿の裏の痛みなど

皮膚

疾患
湿疹、乾燥肌、乳児湿疹、オムツかぶれ、アトピー性皮膚炎、白癬(水虫)、蕁麻疹、帯状疱疹、単純ヘルペス、虫刺され、にきび、火傷、とびひ、シミ、粉瘤、魚の目、タコいぼ、水いぼ、など・・・
症状
皮膚の赤み、かぶれ、かゆみ、痛み、発疹など。
検査
処置
白癬菌(水虫)の迅速検査、粉瘤の切開(摘出手術はしていません)、魚の目・タコの処置、いぼ・水いぼの処置(液体窒素は取り扱っていません)、火傷の軟膏処置、など・・・

小児科

代表的な疾患

風邪、インフルエンザ、溶連菌感染症、ヘルパンギーナ、手足口病、肺炎、気管支炎、気管支喘息、胃腸炎、水疱瘡、おたふくかぜ、尿路感染症、突発性発疹、伝染性紅斑、伝染性軟属腫、伝染性単核球症、おむつ皮膚炎、皮膚カンジダ症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど

 小児科では子どもの内科全般の病気を診療します。
 発熱や咳・鼻水の風邪症状や、嘔吐・下痢の胃腸炎症状など急な病気から、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、便秘など時間をかけて治療が必要になる慢性的な病気まで対応しております。気管支喘息のお子さんには吸入器の無料貸し出しも行っておりますので遠慮なくご利用ください。病気の原因を探り、それにあった必要最小限のお薬で治療を行う方針としています。
 赤ちゃんの体重の増えが心配、発達が気になる、子育てで困っていることがあるというときも、ぜひ一度ご相談ください。
 生後2ヶ月からは定期予防接種も始まります。予防接種はこどもの命を守る大切なものです。当院では、月・水・金曜日の13時半~15時半を予防接種・乳幼児健診の専用時間帯としておりますので、ぜひご活用ください。出産後の育児で、お母さんも疲れている頃だと思います。予防接種の進め方が分からなくても大丈夫です。当院で計画を立てて進めていきますので、ご安心ください。
 スタッフは子育て経験者ばかりです。病気のことだけでなく、ちょっとしたことでもかまいません、お子様のことで気になることがあれば、気軽にお声掛けください。

血液内科

血液内科という診療科には馴染みのない方が多いかと思います。
血液細胞には白血球、赤血球、血小板の3種類があります。白血球は体を守る「免疫」に関わっています。リンパ球は白血球の一種です。赤血球は呼吸により取り込んだ酸素を身体中に運搬しています。血小板は出血を抑える「止血」に関わっています。
血液内科では主にこれら血液細胞の異常を対象としています。血液の病気は珍しいものが多いですが、症状がはっきりせずにいつの間にか発症している事があります。少しでも気になる事があれば検査を受けるようにしましょう。 当院では、那珂川市で唯一の血液専門医が常に診療しています。当院の血球計算機では白血球5分画(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)や網状赤血球数、網状赤血球ヘモグロビンの測定が可能ですので、血球の状態を迅速に評価する事ができます。
社会の高齢化が進む中で、血液疾患の患者数は増加傾向にあります。また、以前は不治の病と考えられていたような血液疾患ですが、治療法が発展することにより長期生存できる患者さんが増加しています。 これまで血液疾患は大きな病院でしか診てもらえないというのが常識でしたが、それを変える必要があります。当院は診療所における血液診療の在り方を追求していきます。 血液に関するお悩みは何でも当院にご相談ください。

代表的な疾患

鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、赤芽球ろう、自己免疫性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、真性多血症、本態性血小板血症、骨髄線維症、特発性血小板減少性紫斑病、血友病など

症状

疲れやすい、微熱が続く、アザができやすい、首・腋の下や足の付け根にしこりがある、腰が痛い、赤ら顔など

緩和ケア内科

緩和ケアとは、がん等による患者さん本人とそのご家族の身体的・精神的辛さを緩和する医療です。緩和ケアと終末期医療(ターミナルケア)とは混同されやすい言葉ですが、厳密には意味が異なります。終末期医療は緩和ケアのごく一部であり、死を目前にした患者さんに対して行われます。それに対し、緩和ケアはがん等の診断時から開始され、治療と並行して行われます。生活の質(Quality of Life = QOL)の維持向上を目指し、最期までその人らしく過ごしていけるように支援していきます。当院の院長はこれまで多くの「がん」患者さんの診療に携わり、様々な悩みを聞いて参りました。また、多くの患者さんの様々な最期を看取りました。これらの経験を生かし、「がん」患者さん及びそのご家族の身体的・精神的辛さを癒す事ができればと考えています。どんな些細な悩みでも構いません。何でもご相談ください。

健康維持・発症予防への取り組み

当院では健康維持・発症予防への取り組みとして予防接種、健康診断、栄養相談、禁煙外来を積極的に行っています。病気の発症を未然に防ぐ事は健康寿命の延伸に繋がるだけでなく、病気の検査や治療にかかる医療費を抑える効果もあります。当院で気軽に予防医学を始めてみませんか?

予防接種

当院では、成人・小児に対する各種予防接種を随時行っております。小児科に関しましては月・水・金曜日の13時半~15時半を予防接種・乳幼児健診の専用時間帯として設けております。ほかのお子さんからの感染が気になる方は、ぜひこの時間にお越しください。
オンライン予約システムをご使用いただきますと、接種時期のお知らせ等の便利なサービスをご利用いただけます。また、上記以外の時間帯でも予防接種や健診は可能ですので、この時間帯に都合がつかない場合もご相談ください。
当院では、任意の予防接種も定期接種と同様に非常に重要なワクチンと考えており、積極的に接種をお勧めしています。また、早産児などの対象者に対しては、RSウイルス感染予防の注射も行っております。接種を希望される場合はご予約をお願いします。

成人

インフルエンザ、肺炎球菌、風疹、麻疹、帯状疱疹、B型肝炎、破傷風、HPV、RSウイルス、SARS -CoV-2(新型コロナウイルス)など

小児

定期接種
B型肝炎、ヒブ、肺炎球菌、ロタウイルス、五種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ)、二種混合(ジフテリア、破傷風)、BCG、MR(麻しん・風しん)、水痘(水ぼうそう)、日本脳炎、HPV
任意接種
おたふくかぜ、インフルエンザ、A型肝炎

健康診断

当院は各種の健康診断に対応しております。一般的な健康診断としては身体測定・血圧・視力・聴力・検尿・胸部レントゲン・血液検査などから項目をお選びいただけます。また、警備員、美容師、食品取扱者の健康診断も受け付けております。その他に、自治体主導の特定健診・一般健診・後期高齢者健診、大腸がん検診、骨粗鬆症検診を受ける事ができます。料金は内容、年齢やお住まいの自治体により異なりますのでご確認ください。ご自身の健康状態を把握する事は予防医学の第一歩です。年に1回は健診を受けるようにしましょう。

栄養相談

当院では、栄養士による無料栄養相談を実施しております。私たちの体は日々の食事で作られていきます。医食同源という言葉の通り、食事は健康づくりの基本です。血圧や血糖、コレステロール、カロリーなどが気になって何を食べて良いのか分からない方、下痢や便秘でお悩みの方、離乳食でお悩みの方、テレビでオススメの食材が多すぎて日々の献立でお悩みの方など何でも対応いたします。ご希望の方はお気軽に受付までお申し付けください。

禁煙外来(受付停止中)

喫煙は万病の元であることは良く知られています。
喫煙により肺がん、食道がん、膵臓がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、腎盂尿管がん、膀胱がんのリスクが明らかに上昇することが示されていますし、がん以外にも慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、自然気胸、消化性潰瘍、糖尿病、高脂血症、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症にも関連している事が示されています。喫煙者が喫煙を続けてしまうのは、ニコチン依存症に陥っているためです。また、加熱式タバコであれば大丈夫という訳ではありません。
喫煙は本人だけでなく、受動喫煙によりご家族にまで健康被害を及ぼします。思い立ったらすぐに受診してください。


現在、薬剤の供給停止に伴い受付を停止しております

当院では下記の条件を満たした方であれば
健康保険を使用して禁煙治療を行う事ができます。

  • ニコチン依存についてのスクリーニングテストでニコチン依存症と診断された方
  • 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上ある方
  • 直ちに禁煙することを希望される方
  • 禁煙治療を受けることに同意される方
自己負担額
3割負担20,000
1割負担6,500

禁煙治療は3ヶ月間、5回の診察で終了します。